次世代エネルギーシステムといわれるスマートグリッド。
今、世界で注目されています。
発電を効率化したり、省エネに貢献したりするだけでなく、
いろいろな可能性を秘めています。
スマートグリッドとはどのようなものか?
私たちの生活にどのように関わってくるのでしょうか?
エムハウジングはその最前線を見ながら、エコな社会を実現する
スマートグリッドの大きな可能性を追い求めたいと思います。
注目を浴びる 賢い電力網!
スマートグリッド (smart grid) とは、
デジタル機器による通信能力や演算能力を活用して電力需給を自律的に調整する機能を持たせることにより、省エネとコスト削減及び信頼性と透明性の向上を目指した新しい電力網。
最近は地球温暖化やこの度の震災の影響もあり省エネの大切さに注目が集まっています。
節電を心がけるだけの努力だけでは限界があります。電化製品がこれほど普及した現在、気がつかないところで電気が使われています。多種多様な電力の消費を減らすために有効なのは、
その消費を「見える化」することだといわれています。IT技術を用いリアルタイムで消費電力の数値を見ることができるメータや、どこでムダな電気が使われているのかわかるようにすることで、
省エネしやすくなります。
電力の供給者との双方向の通信機能があれば、電力会社にとっても、発電量を効率的に制御することができますし、照明やエアコンなどの家電とつなぐことで、電力の利用を最適化することもできるのです。
このような技術を「スマート(賢い)」な「グリッド(電力網)」という意味で、「スマートグリッド」と呼ばれています。
スマートグリッドは、電力供給の安定化や省エネに役立つほか、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーの活用において天候などで発電量の変動が大きいこれら自然エネルギーを効率的に利用する際に欠かせない技術といえます。
エネルギーを使う家から作る家へ
使うエネルギーを自宅で発電できる家庭用燃料電池「エネファーム」をご存知でしょうか?
エネファームとは、家で使う電気とお湯を一緒につくりだすシステムです。
エネファームがつくったエコな電気とお湯は、まるで“血液”のように家じゅうに送り出され、暮らしに活かされます。
電気は、家じゅうの照明や家電製品に。お湯は、キッチンやお風呂、さらには床暖房などに。
エネファームは、そんな暮らしを支える“心臓”として、働き続けます。
エネファームは、都市ガスを使って、「電気」と「お湯」を同時につくりだします。
電気は、化学反応を利用したまったく新しい方法で、安全・クリーンに発電。
さらに、わざわざお湯を沸かすことなく、発電のときに生まれた熱を有効に使って、
お湯をためていきます。
つまり、エコに発電することで、同時に、エコなお湯がどんどんできていく、
まさに「一石二鳥」のエコシステムなのです。
無駄がない
普通、発電すると一緒に熱も出ます。
発電する場所が遠くにあると、その熱はうまく使えません。
でも、エネファームを使って、家で発電すれば遠くから電気を送るときのような
送電ロスもなくなり、
発電の熱は家のエネルギーとして有効に利用できます。
最初にあったエネルギーを100とすれば、そのうちの約8割を使えるようになります。
エネファームなら、エネルギーを、ムダなく、残さず、有効利用できます。
究極のエコ住宅 ダブル発電
自然に合わせて発電する太陽光発電、暮らしに合わせて発電するエネファーム。
どちらも電気を使う場所(自宅)で発電するので、とってもエコロジー。
究極のエコ住宅を実現します。
発電量が大幅にアップ
太陽光発電に、エネファームを組み合わせると、発電量は格段にアップ。
太陽光発電のみの場合は、家で使う電気の約40%を自宅でつくった電気でまかなえるところ、
ダブル発電ではなんと約85%をまかなうことができるようになります。
家で買電を示す電気メーターが止まっているのを(=買電量がゼロになっているのを)見たとき、
「自家発電で家の電気をまかなえていることに大きな喜びを感じた」と、
ダブル発電導入者の方々の多くが語っています。